中治り 末期がん

中治り 末期がん

中治りと言う言葉があります。例えば末期がんのような重篤な病気の患者が一時的に回復し、あたかも治ったように元気な様子を見せることをいいます。ですが、これが逆に本当の末期の症状であることが多く、この中治りのあとに、がくんと病状が悪化し、最後を迎えるケースがあります。この中治りのメカニズムは医学的にわかっていません。
人間のからだの精密さ、不思議さを考えるとき、しばしばいろいろな例があげられますが、その中でもこの中治りという現象はある意味、奇跡に近い感があります。末期がんで今の今まで昏睡状態にあり、もうだめだろうというようなひとがあるとき突然目を開け、家族にありがとうといって微笑み亡くなったという話は枚挙にいとまがありません。中には本当に病気が治ったように元気になり、食欲も出て何かを口にしたあと、急変して亡くなったという例や、何日か穏やかに過ごしたという例もあります。

中治りとは、その背後にあるもの

この中治りを考えるとき、たいていの場合、ある共通点が背後にあることに気がつきます。状況的には確かにくすりや治療の効果で一時だけでも意識レベルや身体レベルでの持ち直しがはかられたのかもしれませんが、末期がんなどではもうくすりを使っていない場合もあるのでそれだけでは答えにならないような場合もあります。そのとき、この共通点が浮かび上がってきます。その共通点とは、中治りが起こる状況です。患者さんが何か家族に伝えたい思いがあるというとき、このひとにだけは最後に会っておきたいというひとが会いにきてくれたとき、家族が必死に名前を呼んだとき、などの直後に中治りは起きることが多いのです。しかも、最後のちからを振り絞っているのか、この中治りのあと急激に病状は悪化します。
この中治りにメカニズムがあるとしたら、それはひとの「強い想い」でしょう。本当に本当に人間のからだや精神力というものには想像を越えるちからがあるとしか言いようがありません。

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